本日、ふれあいの丘にて河内長野市の古刹、観心寺御長老の永島龍弘様を迎えた初観音が行われました。
人々の苦悩を和らげ救済する慈悲の象徴、観音様。初観音は観音様に家内安全、災難除け、病気治癒など厄除けや開運を願い、一年無事に過ごせたことを感謝する行事です。
ふれあいの丘では毎年、御長老の読経と法話をお聞きするのが恒例となっています。
凛とした空気の中、利用者さんの健康や職員の安全などを願い、御長老の読経が始まりました。
ご利用者様には無理のない体勢で参加いただいていますが、読経に対する姿もそれぞれ。背筋をピンと伸ばし合掌する方、縋るように祈りをささげる方、御長老の読経に聞き入っている方など。
「知ってる方はご一緒に」と般若心経の唱和を呼びかけられた際には、所々で声を合わせる姿も見受けられました。
続いてのご法話は、和やかな雰囲気の中で行われました。かつて当法人の理事長を務められた御長老は、「皆さま、年々お若くなっていらっしゃいます」など、ユーモアを交えながら、心に響くお話をしてくださいました。
特に、「相手が幸せになることで自分も幸せになる」という、仏教の利他業のお話には深く感銘を受けました。
「いただいた命を大切にし、周りに感謝して生きてください」という言葉は、私たち職員にも忘れられない言葉となりました。
この日のお昼は小正月の献立。
邪気を払う力があると言われる小豆を取り入れた赤飯とお刺身、煮物など、あっさり風味でも華やかさのあるメニューで、皆様喜んでいらっしゃいました。
お正月を締めくくる意味合いを持つ小正月。ふれあいの丘は新たな一年も、地域の方々と共に笑顔あふれるサービスを提供してまいります。